JTBワールドバケーションズが企画する「ルックJTB」のうち、西日本発商品は上期の販売人員見込みは3％増の19万5000人となった。ハネムーン、ファミリー、熟年層が良く、7％増を推移しているという。方面別ではハワイ、アジア方面が前年比で販売を伸ばしており、ヨーロッパは先行販売を強化し、全体を牽引する状態という。ただし、供給座席数は上期全体で1％増となったが、アメリカ、オセアニア、ミクロネシアが減少。このうち、ミクロネシアは供給減と同様に前年比を落としたが、アメリカは55％減に対して人員ベースで35％減の8000人、オセアニアは26％減に対して9％減の1万4000人に留まっている。

　下期は2％減の17万8000人が目標。供給座席が減少している方面については早期予約を促すほか、東京発の商品へ切り替えるなどで対応する方針だ。

▽ルックJTB上期、下期の販売動向・西日本発（方面、上期、下期、年間、カッコ内は前年比）
ハワイ　4万人（9％増）／3万2000人（16％減）／7万2000人（3％減）
ミクロネシア　2万8000人（8％減）／2万6000人（7％増）／5万4000人（2％減）
アメリカ　8000人（35％減）／6000人（11％減）／1万4000人（21％減）
ヨーロッパ　3万人（2％増）／2万2000人（同）／5万2000人（2％増）
アジア　6万1000人（11％増）／6万2000人（6％増）／12万3000人（9％増）
オセアニア　1万4000人（9％減）／1万4000人（22％減）／2万8000人（15％減）
中国　1万4000人（19％増）／1万6000人（20％増）／3万人（20％増）
合計　19万5000人（3％増）／17万8000人（2％減）／37万3000人（1％増）