KNT、上期はほぼ前年並み、下期は価格上昇傾向も販売人数10%増を目指す
近畿日本ツーリストはホリデイ下期商品において、上期の「こだわり」を継続しながら、ウエディング・ハネムーンの強化、オフ期対策、ホリデイ発売35周年記念商品の展開により、前年比10%増の24万8000人の目標を達成していく考え。
上期については「ほぼ前年並み」(首都圏事業ホリデイ事業部事業部長兼企画3課長の小原匡詞氏)となる1%減の25万2000人。方面別ではハワイで4月から9月は前年並みの3万3000人の着地を見込んでおり、比較的堅調という見方。一方でアメリカ方面は大阪発着の供給座席が減少しているほか、IITの座席確保が難しくなっている環境もあり、23%減の1万4000人に停滞。オセアニア方面もジェットスター(JQ)への移管などもあり、特に関東圏以外が伸び悩んでいるほか、長年課題とされているリピーター化にも難航しているという。
顧客層別では、送客数全体の20%がハネムーンを占めているという。このため、6月から先行してハネムーン専用のパンフレットを展開し、9月出発のハネムーンの申込みが7月、6月の順に多い傾向に手を打っているところ。このほか、ファミリーの出足も良く、商品の発表と同時に例年の倍の約1000名の申込みを確保。ファミリゾでは、昨年と比べ設定期間を短くしたものの、前年比では対象期間が減っているがハワイが20%増、グアム・サイパンが前年同と好調に推移しているという。また、三世代旅行は2002年の4%のシェアから9%へと増加、60代超の需要も前年から6%程度の伸びを示しているという。
価格としても「価格競争は沈静化しているのでは」(小原氏)としており、「必ずしも最低価格の商品が売れるわけではない」としており、この傾向はどの商品でも同様のよう。夏のファミリー層のハワイ方面では金額的には高いシェラトン、ヒルトンなどから売れているほか、「1つ上のグレードをお買い求めいただく傾向。911以降、何でも安いものが売れるという流れが変化している」という。
▽下期商品−ハネムーン、熟年、オフ期対策
下期商品ではウェディング専用のパンフレットに加え、上述のとおり6月からハネムーン専用のパンフレットを別冊で展開。上期からウェディングからハネムーンへの流れを作り出しているところだが、下期についてもこの施策を継続していく。
熟年向けには「熟年海外特選旅行」の商品について名称、ターゲットを再設定。名称に「熟年」と付くが、様々な調査データなどから「熟年と意識していない」という結果なども受け、「地球賛歌 大人のゆとり旅」と変更。アクティブシニアに代表されるが、意欲的に動きたい層も多くいることから、2名催行のコースも加え幅の広がりを確保。これにあわせ、ターゲットとする層も熟年だけでなく団塊世代に広げ、質を確保しながら、添乗員付きに加え個人旅行型も展開する。オフ期対策についても、期中商品となるホリデイスペシャルとして、費用として満足度を得られる料金を設定する。
▽全国販売目標人数(方面、上期販売見込、下期目標、年間目標、カッコ内は前年比)
ミクロネシア 3万4000人(7%減)/3万2000人(1%増)/6万6000人(3%減)
ハワイ 5万3000人(同)/5万3000人(18%増)/10万6000人(8%増)
アメリカ 1万4000人(23%減)/1万2000人(1%増)/2万6000人(13%減)
アジア 7万8000人(5%増)/7万8000人(18%増)/15万6000人(11%増)
ヨーロッパ 2万3000人(7%減)/1万9000人(16%増)/4万2000人(2%増)
オセアニア 1万9000人(15%減)/2万1000人(10%減)/4万人(13%減)
中国 1万9000人(2%増)/2万2000人(3%増)/4万1000人(3%増)
台湾 1万2000人(48%増)/1万1000人(27%増)/2万3000人(37%増)
合計 25万2000人(1%増)/24万8000人(10%増)/50万人(4%増)
上期については「ほぼ前年並み」(首都圏事業ホリデイ事業部事業部長兼企画3課長の小原匡詞氏)となる1%減の25万2000人。方面別ではハワイで4月から9月は前年並みの3万3000人の着地を見込んでおり、比較的堅調という見方。一方でアメリカ方面は大阪発着の供給座席が減少しているほか、IITの座席確保が難しくなっている環境もあり、23%減の1万4000人に停滞。オセアニア方面もジェットスター(JQ)への移管などもあり、特に関東圏以外が伸び悩んでいるほか、長年課題とされているリピーター化にも難航しているという。
顧客層別では、送客数全体の20%がハネムーンを占めているという。このため、6月から先行してハネムーン専用のパンフレットを展開し、9月出発のハネムーンの申込みが7月、6月の順に多い傾向に手を打っているところ。このほか、ファミリーの出足も良く、商品の発表と同時に例年の倍の約1000名の申込みを確保。ファミリゾでは、昨年と比べ設定期間を短くしたものの、前年比では対象期間が減っているがハワイが20%増、グアム・サイパンが前年同と好調に推移しているという。また、三世代旅行は2002年の4%のシェアから9%へと増加、60代超の需要も前年から6%程度の伸びを示しているという。
価格としても「価格競争は沈静化しているのでは」(小原氏)としており、「必ずしも最低価格の商品が売れるわけではない」としており、この傾向はどの商品でも同様のよう。夏のファミリー層のハワイ方面では金額的には高いシェラトン、ヒルトンなどから売れているほか、「1つ上のグレードをお買い求めいただく傾向。911以降、何でも安いものが売れるという流れが変化している」という。
▽下期商品−ハネムーン、熟年、オフ期対策
下期商品ではウェディング専用のパンフレットに加え、上述のとおり6月からハネムーン専用のパンフレットを別冊で展開。上期からウェディングからハネムーンへの流れを作り出しているところだが、下期についてもこの施策を継続していく。
熟年向けには「熟年海外特選旅行」の商品について名称、ターゲットを再設定。名称に「熟年」と付くが、様々な調査データなどから「熟年と意識していない」という結果なども受け、「地球賛歌 大人のゆとり旅」と変更。アクティブシニアに代表されるが、意欲的に動きたい層も多くいることから、2名催行のコースも加え幅の広がりを確保。これにあわせ、ターゲットとする層も熟年だけでなく団塊世代に広げ、質を確保しながら、添乗員付きに加え個人旅行型も展開する。オフ期対策についても、期中商品となるホリデイスペシャルとして、費用として満足度を得られる料金を設定する。
▽全国販売目標人数(方面、上期販売見込、下期目標、年間目標、カッコ内は前年比)
ミクロネシア 3万4000人(7%減)/3万2000人(1%増)/6万6000人(3%減)
ハワイ 5万3000人(同)/5万3000人(18%増)/10万6000人(8%増)
アメリカ 1万4000人(23%減)/1万2000人(1%増)/2万6000人(13%減)
アジア 7万8000人(5%増)/7万8000人(18%増)/15万6000人(11%増)
ヨーロッパ 2万3000人(7%減)/1万9000人(16%増)/4万2000人(2%増)
オセアニア 1万9000人(15%減)/2万1000人(10%減)/4万人(13%減)
中国 1万9000人(2%増)/2万2000人(3%増)/4万1000人(3%増)
台湾 1万2000人(48%増)/1万1000人(27%増)/2万3000人(37%増)
合計 25万2000人(1%増)/24万8000人(10%増)/50万人(4%増)