ルックJTBの7月、8月の6月29日現在の7月、8月の予約状況は人員ベースで前年比5％増となっている。7月は5％増、8月は14％増で、7月の方面別はオセアニアが20％増とオーストラリアに牽引され好調なほか、中国が17％増、アジアが14％増となっている。ヨーロッパも5％増だが、昨年も増加しており、加えてユーロ高、燃油サーチャージなど逆風があるものの、堅調な推移をしていることからJTBでは「目的がはっきりし、欧州に行きたいという強い意欲のある人が多いのでは」と分析している。

　また、価格面でも若干の動きがあるよう。JTBの夏の旅行動向調査でも、日程が長く、長距離方面が健闘する予想だが、ルックJTBでも比較的料金が高いものの動きが良いという。高値、安値の二極化は昨年から継続している傾向で、安値の商品では夏旅商品などがファミリー層を中心に販売が堅調であるものの、高値の商品の伸びのほうが強いようだ。なお、方面別の7月、8月の対前年の予約状況は下記のとおり。

▽ルックJTB方面別予約数（対前年人数ベース）
（方面／7月／8月）
ハワイ　105％／116％
ミクロネシア　96％／109％
アメリカ　90％／93％
ヨーロッパ　105％／108％
アジア　114％／122％
中国　117％／125％
オセアニア　120％／122％