クルーズ人口、13.1%増の17.7万人、外航は9.4%増の8.5万人

  • 2007年6月11日
 国土交通省海事局がまとめた「2006年の我が国のクルーズ等の動向について」によると、2006年の外航クルーズ、国内クルーズを合わせた日本人クルーズ乗客数は、2004年比で2.4%減を示した2005年に比べ2万人以上増加し、前年比13.1%増の17万7000人を記録した。外航クルーズの乗客数は9.4%増の8万5000人、国内クルーズは16.9%増の9万2000人。

 外航クルーズは、日本船社の乗客数は20%増の2万人、外国船社の乗客数は7%増の6万5000人。クルーズの泊数別で見ると、4泊から13泊の乗客が3万6500人と全体の42.8%を占めた。05年に大きく落ち込んだワンナイトクルーズの乗客が、前年比338%増の2万6300人でシェアを30.9%まで大きく伸ばす一方、05年に38.1%のシェアだった2泊から3泊の乗客は前年比53.2%減の1万3900人で、シェアは16.3%まで落ちた。全体的な人泊数(客数と泊数の積)は前年比37.4%増の86万1571泊で、平均泊数も05年の8.0泊から10.1泊に増加した。

 方面別では日本船社ではアジアが全体の66.5%、オセアニア・ミクロネシア地域が14.5%を占め、外国船社では北欧地域のバルト海2泊以下が30.3%、アジアが21.6%、地中海・エーゲ海が10.7%の割合だった。日本船社と外国船社の合計では、北欧・バルト海2泊以下が30%、アジアが22%、地中海・エーゲ海が11%、カリブ海が7%。

 また目的別では、レジャーが全体の90.6%で05年に続き9割を超えたほか、団体旅行での乗客数が05年の800人から3700人、官公庁・市民団体主催による友好の船などの交流目的が、1100人から3500人に増加した。