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イタリア・ロンバルディア州、ミラノから先の州内観光をアピール

  • 2007年5月17日
 イタリアのロンバルディア州観光局長のイザベッラ・モリーナ氏を団長とする同州のレッコ県観光局長、ブレシャ県観光局長、ロンバルディア商工・観光会議所からなる観光ミッション団が来日し、ミラノ、その先の州内の観光地へ足を伸ばすよう促した。モリーナ氏は、ビジネス目的、およびショッピング目的の日本人はミラノで旅を楽しむに留まっているという。ミラノから1日のエクスカーションで、芸術都市やレッコ県のコモ湖をはじめとする湖水リゾート、伝統文化溢れる都市を訪問できる。例えば、州の東部でミラノから約80キロメートルに位置するブレシャ県は、州内でミラノに次ぐ大都市で、ローマ時代の遺跡をはじめ、イゼオ湖周辺のリゾートやスキー場に温泉、美食がそろう。モリーナ氏は、既存商品の旅程に1日加えることで、芸術観賞から自然や文化を体験するものなど、旅行内容の幅が広がることを強調した。

 ロンバルディア州はイタリア政府観光局と10月末、旅行会社、メディア向けの研修ツアーを開催する。今回の来日はこの研修ツアーのリサーチも兼ねており、旅行会社の同州についての反応をうかがいながら、研修ツアーの旅程を策定する。

 またセミナーでは、アリタリア航空(AZ)アジア太平洋地区マーケティング副社長のアレッサンドロ・リッチ氏が、日本/ミラノ間を中心とするAZの日本路線のサービスについて説明。日本からの旅客の約75%は、乗継目的、またはビジネスや観光目的でミラノへ訪れることから、その需要の高さを改めてアピールした。