日系2社、GW日本発ベースの旅客数は5%減−発着は0.9%増と前年並み
日系2社のゴールデンウィーク実績は日本発着ベースで、供給座席数が前年比1.0%増の72万4987席、旅客数は0.9%増の48万9802人、利用率は0.1%ポイント減の67.6%となった。日本発は2社合計で、0.7%増の36万2873席、旅客数は4.9%減の23万4372人、利用率は3.8%ポイント減の64.6%、日本着の供給座席数は1.4%増の362114席、旅客数は6.9%増の25万5430人、利用率は3.7%ポイント増の70.5%であった。発着ベースでは総じて前年レベルを維持するものであったが、発ベースでは旅客数の予約が伸び悩んだことも影響してか、供給座席をやや減らした模様だ。
日本航空グループは、日本航空(JL)、JALウェイズ(JO)、日本アジア航空(EG)の合計で日本発着座席数は1.6%減の53万3691席、旅客数は1%減の36万88人、利用率は0.4%ポイント増の67.5%であった。方面別旅客数は東南アジア線、グアム線、韓国線、中国線で前年を上回る実績を示した。一方、供給量を29.4%減と大幅に減らしたオーストラリア線で1万1867人と30.4%減の旅客数となったのを筆頭に、アメリカ大陸線で21.8%減の3万3022人のほか、中国線で8.6%減、欧州線で7.8%減と、それぞれ旅客数が減少している。
全日空グループは、全日空(NH)、エアージャパン(NQ)、エアーニッポン(EL)の合計で日本発着座席数は9.1%増の19万1296席、6.6%増の12万9714人、利用率は1.6%減の67.8%であった。方面別旅客数は欧州線が3.0%減となったほか、グアム線とホノルル線を合計したリゾート船が8.7%減であった。この路線以外の旅客数は北米線が11.6%増、アジアが10.2%増、中国線が7.7%増となった。
今年のゴールデンウィークについては5月1日、2日に平日をはさむ日並びから、近距離の人気が高いとされていたが、結果としても概ね前評判どおりとなった。このうち、ハワイについてはJL、JOの合計では供給座席数が4.5%減としているものの、旅客実績も8.6%減と供給と実績の乖離がある。特に、ハワイについては昨年の臨時便が17便のところ、今年の実績は9便となり、予約が弱かったことも反映。欧州はユーロ高などを懸念材料として、旅行先として回避したという理由もあるが、ハワイは燃油費などの懸念材料から、旅行費用の高い時期のハワイの訪問を避けたという見方もある。ただし、JLでは「恒常的なトレンドではないのでは」ともコメントしており、今後の需要動向も注目されるところだ。
▽日系2社日本発着ベース
日系2社計(発着)/72万4987席(1.0%増)/48万9802人(0.9%増)/67.6%(0.1%減)
日系2社計(発)/36万2873席(0.7%増)/23万4372人(4.9%減)/64.6%(3.8%減)
日系2社計(着)/36万2114席(1.4%増)/25万5430人(6.9%増)/70.5%(3.7%増)
JAL発着合計/53万3691席(1.6%減)/36万88人(1.0%減)/67.5%(0.4%減)
ANA発着合計/19万1296席(9.1%増)/12万9714人(6.6%増)/67.8%(1.6%減)
▽日本航空グループ(JL、JO)
ハワイ線/5万7053席(4.5%減)/4万4356人(8.6%減)/77.7%
米大陸/4万1497席(27.9%減)/3万3022人(21.8%減)/79.6%
欧州線/4万7907 席(1.0%減)/3万3433人(7.8%減)/69.8%
東南アジア線/12万6350 席(6.8%増)/8万6156人(3.9%増)/68.2%
オセアニア線/1万8390席(29.4%減)/1万1867人(30.4%減)/64.5%
グアム線/2万1957 席(1.9%増)/1万5494人(11.0%増)/70.6%
韓国線/6万9085 席(4.7%増)/5万1852人(17.7%増)/75.1%
中国線/9万7148 席(11.0%増)/5万5459人(11.3%増)/57.1%
▽全日空グループ(NH、NQ)
北米/2万4200席(15.4%増)/1万7510人(11.6%増)/72.4%
欧州/1万8348席(2.3%増)/1万3646人(3.0%減)/74.4%
中国/8万5386席(11.4%増)/5万4139人(7.7%増)/63.4%
アジア/3万9674席(12.0%増)/2万8212人(10.2%増)/71.1%
リゾート/1万1306席(12.4%減)/8459人(8.7%減)/74.8%
日本航空グループは、日本航空(JL)、JALウェイズ(JO)、日本アジア航空(EG)の合計で日本発着座席数は1.6%減の53万3691席、旅客数は1%減の36万88人、利用率は0.4%ポイント増の67.5%であった。方面別旅客数は東南アジア線、グアム線、韓国線、中国線で前年を上回る実績を示した。一方、供給量を29.4%減と大幅に減らしたオーストラリア線で1万1867人と30.4%減の旅客数となったのを筆頭に、アメリカ大陸線で21.8%減の3万3022人のほか、中国線で8.6%減、欧州線で7.8%減と、それぞれ旅客数が減少している。
全日空グループは、全日空(NH)、エアージャパン(NQ)、エアーニッポン(EL)の合計で日本発着座席数は9.1%増の19万1296席、6.6%増の12万9714人、利用率は1.6%減の67.8%であった。方面別旅客数は欧州線が3.0%減となったほか、グアム線とホノルル線を合計したリゾート船が8.7%減であった。この路線以外の旅客数は北米線が11.6%増、アジアが10.2%増、中国線が7.7%増となった。
今年のゴールデンウィークについては5月1日、2日に平日をはさむ日並びから、近距離の人気が高いとされていたが、結果としても概ね前評判どおりとなった。このうち、ハワイについてはJL、JOの合計では供給座席数が4.5%減としているものの、旅客実績も8.6%減と供給と実績の乖離がある。特に、ハワイについては昨年の臨時便が17便のところ、今年の実績は9便となり、予約が弱かったことも反映。欧州はユーロ高などを懸念材料として、旅行先として回避したという理由もあるが、ハワイは燃油費などの懸念材料から、旅行費用の高い時期のハワイの訪問を避けたという見方もある。ただし、JLでは「恒常的なトレンドではないのでは」ともコメントしており、今後の需要動向も注目されるところだ。
▽日系2社日本発着ベース
日系2社計(発着)/72万4987席(1.0%増)/48万9802人(0.9%増)/67.6%(0.1%減)
日系2社計(発)/36万2873席(0.7%増)/23万4372人(4.9%減)/64.6%(3.8%減)
日系2社計(着)/36万2114席(1.4%増)/25万5430人(6.9%増)/70.5%(3.7%増)
JAL発着合計/53万3691席(1.6%減)/36万88人(1.0%減)/67.5%(0.4%減)
ANA発着合計/19万1296席(9.1%増)/12万9714人(6.6%増)/67.8%(1.6%減)
▽日本航空グループ(JL、JO)
ハワイ線/5万7053席(4.5%減)/4万4356人(8.6%減)/77.7%
米大陸/4万1497席(27.9%減)/3万3022人(21.8%減)/79.6%
欧州線/4万7907 席(1.0%減)/3万3433人(7.8%減)/69.8%
東南アジア線/12万6350 席(6.8%増)/8万6156人(3.9%増)/68.2%
オセアニア線/1万8390席(29.4%減)/1万1867人(30.4%減)/64.5%
グアム線/2万1957 席(1.9%増)/1万5494人(11.0%増)/70.6%
韓国線/6万9085 席(4.7%増)/5万1852人(17.7%増)/75.1%
中国線/9万7148 席(11.0%増)/5万5459人(11.3%増)/57.1%
▽全日空グループ(NH、NQ)
北米/2万4200席(15.4%増)/1万7510人(11.6%増)/72.4%
欧州/1万8348席(2.3%増)/1万3646人(3.0%減)/74.4%
中国/8万5386席(11.4%増)/5万4139人(7.7%増)/63.4%
アジア/3万9674席(12.0%増)/2万8212人(10.2%増)/71.1%
リゾート/1万1306席(12.4%減)/8459人(8.7%減)/74.8%