国際観光振興機構（JNTO）によると、3月の日本人出国者数は0.2％減の157万4000人であった（推計値）。1月から3月までの累計では1.1％増の436万7000人。JNTOではユーロや韓国ウォンなどに対する円安基調が伸び悩みを招いたと捉える。また、今年1月を除いて2006年9月以降、低調に推移している。

　訪日外客数は円安や航空路線の拡充、VJC効果で大幅に増加。特にタイ、シンガポール、韓国などアジア諸国の伸びが高く、アジア主要市場からの訪日客は3月として過去最高を記録した。また、その他の市場からの訪日客も堅調。オーストラリアからニセコや白馬などへのスキーツアーが好調であった。