ユナイテッド航空（UA）は同社のパッケージツアー・ブランド「ユナイテッド・バケーション」をリニューアルし、15日からダイナミック・パッケージとして展開を開始した。これはUA運行便を利用し、ホテルを組み合わせる形のダイナミック・パッケージ商品。UAはアメリカ本国において、サイト上でのダイナミック・パッケージを展開しており、今回は日本でも同様の形式で展開する。なお、これにあわせ、ユナイテッド・バケーションを運営する会社は日本旅行グループのフレックス・インターナショナル・ツアーズが受託した。利用者層としては、海外旅行のリピーター層で、初年度は3000名の取扱を目標としている。

　パッケージとして組める旅程はハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガス、ワシントン、ボストン、ニューヨーク、オーランド等への1都市滞在が基本。一部では2都市滞在コースを組むことも可能だ。ユナイテッド・バケーションのサイト上で目的地、旅行日、人数、宿泊希望ホテル、部屋数を入力、予約可能なUA便名、ホテル、旅行代金などが表示される。

　また、この予約システムはガリレオジャパンが構築したもの。航空券に関してはアポロを利用しているが、ホテルなど航空券以外の旅行素材の予約は、客室を提供する会社のシステムと連結しており、ガリレオで提供するトラベルツールプラスなどは利用していない。今回のダイナミック・パッケージの構築はガリレオジャパンとしては初めてのことで、同社では今後、「ダイナミック・パッケージのシステム構築などにも携わっていきたい」としている。