済州特別自治道、06年は過去最高の日本人客、07年は挙式、MICEの誘致を強化

  • 2007年3月9日
 済州特別自治道は3月8日、東京で済州特別自治道観光説明会を開催、「2006済州訪問の年」の成功を祝った。韓国済州特別自治道文化観光スポーツ局長の高龍三氏は、国内外で展開した済州訪問の年の活動により、「全訪問者数が530万人を記録、外国人訪問者数は46万人の快挙を成し遂げた」と語り、積極的な観光客の誘致を図った旅行会社やマスコミ関係者に感謝の意を示した。

 今年はゴルフやウェディング、美食をはじめ、ロケ地ツアーの増加を狙う。また、団体客については、済州島へのチャーター便を利用して観光商品を造成、誘致した場合、インセンティブを付ける計画を発表するなど、需要の拡大への取り組みを強化する。高龍三局長は、「日本から近く、安心安全、そして温もりを感じられる場所」と済州島をアピール。06年の日本から済州島への訪問者数は05年比で約30%増の17万7855人と過去最高を記録したことから、高龍三局長は「昨年の大韓航空(KE)の東京/済州島間の直行便就航と旅行年の成功、旅行会社の商品造成、マスコミの露出、が奏功した結果である」と強調。済州特別自治道では今年、日本から20万人の観光客誘致を目指し、積極的に取り組む方針だ。


▽韓国の地方活性化のモデルに

 また、韓国観光公社(KTO)東京支社長の康重石氏は、2006年は日本から韓国への訪問者数が233万8921人、また訪日韓国人が初の200万人を突破したことから、「2010年の(日韓交流人口)1000万人に向けて、ソウルに加え、地方観光の活性化が重要」と改めてコメント。2006済州訪問の年が成功したことから、これをモデルにさらなる韓国旅行需要の拡大に期待を示した。さらに、3月15日付けで韓国観光公社東京支社長に就任する呉龍洙氏が挨拶に立ち、両国約450万人の交流を今後も拡大していき、1000万人を達成に向けて取り組みに努力することを強調した。