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ハワイ、06年の日本人訪問者数は9.4%減、1日一人当たり消費額は4.7%増

  • 2007年1月31日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、12月の日本人訪問者数は前年比14.3%減の11万7677人であった。2006年全体では9.4%減の137万4454人。ハワイ州観光局(HTJ)エグゼクティブディレクターの一倉隆氏は日本人訪問者数の減少を「一番の外的要因はプライシング」と見る。サーチャージや円安などにより、ハワイの旅行商品はアジアなど近場のデスティネーションに比べて高額に見えるという。

 ただし、1日に一人が消費する金額は、12月は3.9%減の256.1米ドルとなったものの、06年全体では4.7%増の267.4米ドルと増加。総消費額は6.5%減の2071.2米ドルと減少したが、「円建て表示ではそこまで減少していないのでは」(一倉氏)と見る。さらに「アメリカでは90年代、ハワイがディスカウントされて売れなくなったが、今はイメージが変わり高額デスティネーションとして売れている。日本も客層が変われば、そうなるはず。しばらく様子見が必要」と、日本人訪問者の動向は今後も厳しい状況が続くと見込み、「今年は人数ベースの目標じゃなく、経済的効果のあるマーケティングで考えていきたい」と「新しいワイキキ」を中心とした「高品質」のイメージ定着に一層取り組む意向だ。