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日本航空、07年度チャーターは800便体制に― 一部で既にツアー販売

  • 2007年1月29日
 日本航空(JL)は2007年度、チャーター便運航を前年比100便増の800便体制としてチャーター事業を強化する。チャーター便の最大のメリットは目的地に直行できることによる移動時間の短縮。JLではこれを活用し、海外の人気都市への運航、乗り継ぎの煩雑な路線の就航などに加え、スポーツ観戦ツアーなどの団体利用についても獲得していく考え。2006年度は05年度と同規模の700本実施の見込みだが、方面については従来からのハワイ、グアム、マカオなどのほか、重点地域としているアンカレジ、プラハ、パラオ、ウランバートル、アリススプリングスなどに継続して展開する[関連記事:日本航空、今年度のチャーターは700本、座席確保難の欧州は60%増(2006.11.22)]。

 アラスカは14往復、中欧は18往復、カナダ・カルガリーは5往復から8往復、パラオは70往復、マーシャルは8往復から10往復、モンゴルも8往復から10往復などとする。このうち、中欧では日本発着地に札幌、仙台、福岡、パラオでも日本発着の新たな都市を加えるなど、発地も拡大を目指す。


▽阪急交通社がエアーズロックをゴールデンウィークに展開

 JLが運航する07年度のチャーター便のうち、4月30日発の福岡発アリススプリングス行きについて、阪急交通社が用機者となる。既に、阪急の九州営業本部メディア営業部ではトラピックスで設定した商品を1月18日から販売を開始、250席のうち、約100名を集客しているという。
 このツアーではエアーズロック観光のほか、アリススプリングス/ダーウィン間の大陸横断鉄道「ザ・ガン」の座席も買取りし、このツアーで利用することもツアーの特徴。阪急交通社によると、料金は34万8000円、39万8000円、43万8000円の3種類で、ザ・ガンでのグレードによって値段を設定。ザ・ガンは予約を取り難いことから、今回のツアーを踏まえ、今後も設定を検討していくという。