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JATA調査、1月から3月の予約、昨年実績ともヨーロッパ、中国が好調

  • 2007年1月18日
 日本旅行業協会(JATA)が1月初旬、1月から3月の海外パッケージツアーの予約状況を大手5社(ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、ジャルパック)に調査した。これによると、中高年層に加え、旅行会社各社が積極的な取組みをみせる学生旅行が推移。また、ヨーロッパ方面が好調で1月が5.4%増、2月22.3%増、3月が22.9%増の伸びを示した。そのほか、旅行の時期を年末年始ではなく旅行代金が下がる1月上旬にする傾向がみられたこともあり、1月の予約は好調となったほか、2月に3連休があることから出足が昨年と比べて良いという。全方面計では、1月が6.5%増、2月が21.5%増、3月が2.8%増となった。

 また、2006年実績では、ヨーロッパ方面が中高年層を中心に支持を受け8.1%増、反日デモの影響を脱し、ビジネス需要に加えて複数都市を巡る周遊観光の人気も高まった中国方面が44.1%増となった。そのほか、津波や爆弾テロといったマイナスイメージでビーチリゾートを中心に低迷していたアジア方面が回復傾向にある。その他の地域はアメリカ・カナダが19.2%減、ハワイが13.2%減、グアム・サイパンが16.3%減、オセアニアが9.5%減、アジアが1.9%減となった。さらに、10月から12月の取扱人数は実績同様、ヨーロッパ、中国が好調であった。実績比は下記の通り。


▽各社の予約状況・前年比(方面/1月/2月/3月)
アメリカ・カナダ/12.6%減/10.4%増/4.4%減
ハワイ/14.6%減/7.1%減/6.3%減
グアム・サイパン/6.9%減/4.0%減/23.6%増
ヨーロッパ/5.4%増/22.3%増/22.9%増
オセアニア/17.5%減/8.1%増/6.9%増
アジア/29.7%増/60.0%増/11.8%増
中国/56.7%増/126.4%増/24.5%増
全方面計/6.5%増/21.5%増/2.8%増

▽10月〜12月の実績・前年比(方面/10月/11月/12月)
アメリカ・カナダ/18.0%減/26.0%減/20.8%減
ハワイ/11.3%減/4.4%減/9.8%減
グアム・サイパン/20.0%減/13.9%減/11.6%増
ヨーロッパ/12.1%増/6.1%増/6.9%増
オセアニア/2.2%減/6.3%減/15.5%減
アジア/0.9%減/1.9%増/3.8%減
中国/47.1%増/37.6%増/46.2%増
全方面計/2.7%減/1.3%減/4.5%減