観光活性化フォーラム
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二階氏、今国会で観光立国推進基本法の成立に向け強い意欲

  • 2006年10月20日
 全国旅行業協会第133回理事会に会長の二階俊博氏が出席、今国会で観光立国推進基本法の成立に向けた強い意欲を示した。二階氏は現在、自民党国会対策委員長の重責を担っており、各種法案の成立に向けても尽力しているところ。観光立国推進基本法については「成立に向けて努力したい」と自らの役割を果たすことに言明すると共に、理事会の出席者に対しても「皆さんにもそれぞれの場において、努力して頂きたい」と法案の成立、およびその後についての意義ある法案とするよう働きかけた。

 また、この法案には「観光のために大事であることを指摘しておく必要がある」と語り、こうした内容については付帯決議として盛り込む考え。二階氏の個人的な見解の段階であるが、観光地の文化財や歴史的価値のあるものについて、破損・落書き当に対しての方策を入れるといった案を示し、「皆さんからいろんな意見を頂戴したい」と語り、今後も要望等を受け、良い法案としていく考えを示した。

 中国湖南省・長沙で開催された「第1回中国中部貿易投資博覧会」についても触れ、「中国側からの謝辞が多い」と目標とした1000名を超える訪問者となったことを評価。「要望されたことをきちっと応えることが重要」と語り、日中間の観光関係が良好に保つ指針を示した。
 今後は2010年に開催される上海万博への対応が重要な課題とも指摘し、自身が経産相の着任していた際に、相談窓口を設置したほか、大臣の私的諮問会において舩山龍二氏を観光関係の代表者として委員として任命。これからANTAでも協会として送客などの「対応を準備しておく必要がある」と促した。