マスターカード調査、アジア太平洋の出張需要は同地域内が88%、中国中心で他に波及効果

  • 2006年9月8日
 マスターカード・ワールドワイドはこのほど、アジア太平洋13ヶ国・地域を対象にとする個人旅行、出張需要の調査を実施、このうち海外出張先は88%がアジア太平洋地域となった。出張先としては地域内での動きが活発にあり、次に欧州の12%、北米の11%と続く。国別では、中国が28%と最も多く、次いでアジア本社を置く企業の多いシンガポールが19%、次いで香港の15%となり、日本は14%で4位になった。マスターカードでは「中国への出張の増加は、他の地域への出張のニーズを生み出し、波及効果をもたらしている」と分析している。

 また、2005年の海外出張需要について回答者の40%超が「前年とほぼ同回数」としており、「増加した」が31%、「減少した」が24%という回答。国別では、ベトナムとニュージーランドが増加したとの回答が多かった。
 なお、好みの航空会社についてはシンガポール航空(SQ)が16%と最も高く、次いでタイ航空(TG)の10%、キャセイパシフィック航空(CX)の10%、チャイナエアライン(CI)の9%と続いた。好んで利用するホテルのランクは、4つ星ホテルが33%と高く、5つ星ホテルの22%、3つ星ホテルの21%という順になった。