観光活性化フォーラム
観光活性化フォーラム

財・日本交通公社、旅行者動向2006を発行、最も行きたい旅行先は北海道、8年連続で

  • 2006年8月30日
 財団法人日本交通公社(JTBF)はこのほど、「旅行者動向2006」を発行した。これは昨年、実施したJTBFの旅行者動向調査のデータから分析したもの。

 これによると国内、海外全体で行ってみたい旅行先は調査を開始して以来、8年連続の1位となる北海道となり、2位が京都、3位が東京となった。海外では5位にハワイが上がったほか、9位にアメリカ本土、10位にイタリアが入った。
 また、世界遺産を巡る旅行で訪れてみたい旅行先はエジプトが18.4%で1位となり2位のイタリアの9.0%を倍以上引き離した。また3位は中国の9.0%。海外の世界遺産を訪れた人も2004年の調査では0.0%であったが、今回の調査では7.6%と今後は「海外・世界遺産」の切り口は増加が期待されるところ。日本国内の世界遺産は知床が2.4%、屋久島が2.2%で上位10位に入った。

 なお、今回の「旅行者動向」では特集団塊ジュニア・マーケットの分析、リピーターの実態など。この中では団塊ジュニア世代が5年前の30代前半と比べ友人との旅行が18.8%から13.2%に減っているものの、夫婦旅行は9.7%から20.4%へと増加しており、旅行の同伴者が国内宿泊旅行での旅行動向に影響を与えていることを示唆している。

 なお、定価4762円に税、A4判120ページ(ISBN:4-902927-09-8)。