グアム政府観光局（GVB）によると、6月の日本人訪問者数は前年比5％減の6万9140人であった。GVBでは減少の要因として、ワールドカップ開催時期による旅行の手控え、昨年の反日デモの影響による需要のシフトの反動などを挙げている。
　ただし、この夏に向かっては明るい見通し。先ごろJTBが発表した7月中旬から8月の動向予測ではグアム、サイパンを合わせ4.6％増の18万2000人としているほか、ルックJTB、ホリデイなどの主要パッケージツアーでも前年増としており、全体としては需要動向が堅調に推移することが期待される。

▽出発地別　グアム訪問者数、6月
関東（東京）　3万4829人（8％減）／近畿（大阪）　1万3062人（3％増）／中部（名古屋）　1万971人（5％減）／東北　2232人（9％減）／九州　2368人（2％減）／中国　2208人（1％減）／北海道　1670人（3％減）／四国　861人（26％減）／沖縄　575人（144％増）／その他　364人（39％減）