イタリア・ジェノバ、大邸宅エリアが新たに世界遺産に登録

  • 2006年7月21日
 イタリアのジェノバに16世紀から17世紀に造られた「レ・ストラーデ・ヌオーヴェ(新道)」、貴族の館や邸宅群である「パラッツィ・ディ・ロッリ」が先ごろ、世界遺産に登録された。

 16世紀に繁栄したジェノバ共和国は、世界から訪れる来賓用迎賓館の必要性から、富裕貴族層が建てた豪華な館、大邸宅を厳選し、ロッリと呼ばれるリストに登録させ、国家の来賓の宿泊先として法で制定した。「パラッツィ・ディ・ロッリ」と呼ばれた大邸宅群は建築的にも価値が高い。
 「レ・ストラーデ・ヌオーヴェ(新道)」には、現在のガリバルディ通り、バルビ通りカイローリ通りなどがあり、沿道のかつてロッリのリストに登録された館は、現在美術館や市庁舎、銀行や店舗として残っている。