オーストリア・ドイツ・スイス政観、「ヨーロッパ・アルペンルート」立ち上げ、共同でプロモ

  • 2006年7月14日
 オーストリア政府観光局、ドイツ観光局、スイス政府観光局は、初めての試みとなる3国共同プロモーション「ヨーロッパ・アルペンルート」を展開する。南ドイツのバイエルン地方、東部スイスのサンモリッツ・ベルニナアルプス、西部オーストリアチロル地方を対象地域とする。ドイツは「世界一美しい湖 ケーニヒ湖」、スイスは「世界一美しい山岳名峰」、オーストリアは「ヨーロッパで一番美しい村レッヒ」とし、それぞれのキャッチフレーズと「ヨーロッパ・アルペンルート」ロゴを一緒に打ち出し、プロモーションを展開する。

 ターゲット層は、増加が期待される団塊世代のヨーロッパ旅行のリピーター層、時間や経済的にも余裕のある中高年の女性グループ、海外旅行経験のあるハネムーナーや熟年夫婦と設定。新たな旅行の提案として3国観光局は旅行会社を対象に、ヨーロッパ・アルプスの魅力溢れる小さな村や町、豊かな自然や体験型の各種アクティビティを組み込む「ヨーロッパ・アルペンルート」の旅行商品の造成を促す。プロモーションでは、スターアライアンスに加盟するルフトハンザドイツ航空(LH)、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)、オーストリア航空(OS)も強い興味を示しており、サポートする考え。

 ヨーロッパ・アルペンルートで打ち出すこれらのエリアは、既に人気のあるデスティネーション。ハード、ソフト面ともインフラは整っているが、日本のパッケージ商品では品揃えが多いとは言えないデスティネーション。3国の観光局は、これまでの各国の主流の旅行商品に加え、新たにヨーロッパ・アルペンルートを打ち出し、団塊世代やリピーターの次のデスティネーションとして誘致を図る。

 なお、3国観光局では、旅行会社のパンフレット、新聞広告などでヨーロッパ・アルペンルートのロゴ、観光局の後援を載せる使用条件として、3国それぞれの指定都市・地域に必ず1泊以上することとしている。また、3国いずれかの国で宿泊数が1泊以上の場合、ロゴの使用を許可するほか、3国すべての国において宿泊数が2泊以上の場合はロゴ、および3国観光局後援・ロゴ、3国観光局との共同企画キャッチフレーズの使用を許可する。
 指定都市・地域は、ドイツがベルヒテスガーデン、またはバート・ライヒェンハル、オーストリアがインスブルック、サンクト・アントン、ゼーフェルト、またはレッヒ。スイスがサンモリッツ、ダヴォス、またはレーティッシュ鉄道(氷河特急、もしくはベルニナ特急)とする。問合せ先は下記を参照のこと。

▽問合せ先
・スイス政府観光局(担当:佐々木)
TEL:03-5401-5417
mailto:a.sasaki@myswiss.jp

・ドイツ観光局
TEL:03-3586-0380
mailto:Shizuyo.Suzuki@d-z-t.com

・オーストリア政府観光局
TEL:03-3582-0933
mailto:Hiroo.Kanda@austria.info