オーストリア、トラベルセミナー開催、来年テーマ「ハプスブルク」中心に魅力紹介

  • 2006年7月5日
 オーストリア政府観光局は4日、全国5都市で実施している「オーストリア・トラベルセミナー2006」を東京で開催、来年のイヤーテーマである「ハプスブルク」の王朝文化を取り入れた旅程を中心に提案した。会の冒頭、挨拶に立ったオーストリア政府観光局オーストリア政府観光局局長でウィーン在日代表部代表のフォルカー・ヤインドル氏は、現在展開中のモーツァルト生誕250周年にちなみ日本人旅行者数が好調であることから、来年も引続きハプスブルクなどの観光素材を取り入れた旅行商品の拡充で日本人旅行需要が継続して成長することを期待した。また、トラベルセミナー開催を機に募集を開始したオーストリアのスペシャリストを養成する「オーストリア・アカデミー」について積極的な参加を促した。

 オーストリア政府観光局は、ヨーロッパの歴史や文化、芸術に興味を示す傾向が強いという、お金と時間を擁すアクティブな団塊世代が定年を控えることから、このターゲットを意識した商品造りを提案。制作が完了したばかりの「プランニングガイド2007」を参考に、ハプスブルク家に関連する都市と旅行素材、魅力を詳細に説明した。
 ハプスブルクとの関連が強い主な都市には、ハプスブルク家の主要な居城年として名高いウィーン、皇帝マキシミリアン1世もハプスブルグ帝国の政治を行ったというインスブルック、オーストリア第2の都市でハプスブルク一族が統治し君臨していたグラーツ、ハプスブルク家に縁の深いものが多く存在するザルツブルクなどがある。これらの都市と世界遺産、魅力ある都市を織り交ぜ、セミナーでは「オーストリア大周遊」、「オーストリアの世界遺産とアルプス周遊」、「インペリアル・クリスマス」モデルコース3コースを紹介した。なお、「プランニングガイド2007」はオーストリア政府観光局の旅行業界向けページからダウンロードが可能だ。

▽オーストリア政府観光局
http://www.austria.info/jp