オレゴン州知事、日本とのつながりを重視、観光局予算は2.5倍強でプロモーションに力

  • 2006年6月29日
 オレゴン州知事のセオドール・クロガンスキー氏がこのほど来日、オレゴン州への観光促進を促した。オレゴン州へは、2004年の6月にノースウエスト航空(NW)が、成田/ポーランド線の直行便を就航。クロガンスキー知事は、「この直行便の運航は、オレゴン州の観光や経済にとても重要な役割を果たしている」と語り、この直行便が日本とオレゴン州との橋渡し的であることを強調した。

 クロガンスキー知事はオレゴン州知事に就任後、オレゴン州の観光予算を300万米ドルから800万米ドルに増額し、州の観光促進に力を入れている。最近、同州は105以上の地形の特色を活かしたゴルフ場の魅力を紹介しているほか、30代から40代の女性層と団塊世代をターゲットとし、既にオレゴンの人々の間で定着しているスローライフ体験をオレゴンの魅力のとして打ち出している。オレゴン州観光局CEOのタッド・デイヴィッドソン氏は、「オレゴンは豊かな自然と共に、その大自然から生まれる豊かな食文化がある。また、それら食素材を活かすシェフも多く存在している」とアピール。さらに、デイヴィッドソン氏は、「オレゴン州において海外からのウエディング需要も高めていきたい」とも語り、今後、スローライフと合わせて、同州をロマンチック・デスティネーションとして打ち出していきたい考えも示した。