ザルツブルク、新たな観光素材として独自のウェルネスブランドを立ち上げ

  • 2006年6月26日
 オーストリアのザルツブルク州はウェルネスに着目し、アルプス地方の豊かな環境と伝統療法を組合せた独自ブランド「アルパイン・ウェルネス」を立ち上げた。
 アルパイン・ウェルネスは、ホテルの宿泊客に対して専門家が個々に最適な健康プログラムを提案するというもの。ザルツブルク州観光局は、現在ウェルネスを求める層がヘルスケアやセラピー、ヒーリングなどの広義で興味をもっていることに着目し、今回のブランドを立ち上げた。同観光局では、今後の州の新たな観光素材の目玉として、アルパイン・ウェルネスを行うホテルでの滞在を訴求していく方針だ。

 アルパイン・ウェルネスは、アルプス地方で受け継がれてきた独特の療法をはじめ、干草浴、温泉、サウナ、坑道療法などを活かした治療法、アルプス流フィットネス、アルプス流癒し療法、アルプス流健康法の3つを主に提供する。宿泊客は、これらの療法から選択するほかに、専門家が提案する要望やニーズに合わせた独自の健康増進プログラムを選出することが可能だ。
 アルパイン・ウェルネスを行う代表的なホテルは、フッシュルゼー湖畔のエープナーズ・ヴァルトホーフ、ルンガウ地域にあるマウテルンドルフのヴァイタルホテル・エリザベート、バード・ガスタインにあるホテル・グリューナー・バウムなど。