フロリダ州とオーランド観光局、団塊に向けたフロリダでのドライブ旅行を提案

  • 2006年6月8日
 フロリダ州観光局とオーランド観光局は6日、合同セミナー「フライ&ドライブin フロリダ」を東京で開催し、団塊世代をターゲットとしたフロリダ州でのドライブを含む商品造成に向けた情報提供を行った。

 セミナーでは、まずフロリダ州観光局代表のマージョリー・L・デューイ氏が、フロリダ州を北東部地域、西海岸地域、サウス地区の3つに分け、それぞれのおすすめコースを提案。ゴルフが楽しめるポンテヴェドラビーチ、文化芸術が盛んなジャクソンビル、落ち着いた雰囲気のフォートローダーデールなど、団塊世代にアピールできる地域情報も提供した。

 また、オーランド観光局の田中賀世子氏は、オーランドを拠点に日帰りで行けるドライブルートを紹介。州立公園で大自然を楽しむものや、旧道を巡って歴史を偲ぶルートを紹介、またフライ&ドライブとクルーズをセットにした商品展開も提案した。
 オーランドについてはテーマパークの最新情報も提供。2006年9月にオープンするものとして、初級者から上級者まで楽しめるサーフパーク「ロンザン・サーフ・パーク」、乗馬やテニスなどが楽しめる一大テーマパーク「シングル・クリーク・リゾート」を紹介。2007年夏には「オーランド・プレミアム・アウトレット」が改装工事を終えてオープンすることなどを紹介し、ディズニーランドだけでないオーランドの魅力も強調した。

 さらに、オーランドへの2004年度の渡航者数は4900万人で、全米ナンバーワンであること、国別の内訳で日本はアジア圏でナンバーワンを占めていることから、オーランドの可能性を示唆。またオーランドの宿泊施設が、2006年末までに現在の11万2500室から11万5000室になる予定であることから、客室の供給量の増加による商品造成のしやすさについてもアピールした。


 また、フロリダでのドライブの魅力についてマージョリー氏は、「天気が良いこと、坂道や山道も少なく快適、かつ観光地も豊富で長いドライブを強いられない」などとし、「フロリダツアーのオプションとしてフライ&ドライブをぜひ盛り込んでほしい」と語る。また、「団塊世代はロードムービーなどの影響で『アメリカで運転したい』という要求が多いはず。また出張などで海外にも慣れており抵抗感も少ない」と潜在需要を示唆した。


※オーランドへの2004年度の渡航者数で表記に誤りがありました。正しくは「4900万人」です。ここに訂正し、お詫びいたします。6月8日 午前10時50分(編集部)