STB、オーロラ、クリスマス・マーケット、フィヨルドを全面にアピール

  • 2006年6月7日
 スカンジナビア政府観光局(STB)はこのほど、「スカンジナビア・ウィンタープロモーション・セミナー2006」を開催、オーロラ、クリスマス・マーケット、フィヨルドを3本柱とした観光素材をはじめ、今後の観光プロモーション活動を紹介した。

 2005年度の日本人ベッドナイト数はデンマーク、ノルウェー、スウェーデンを合わせて04年比でほぼ同程度の数値を記録。昨年10月から3月までについては、都市部への訪問は好調だったが、メインとなるオーロラ観賞地への訪問は減少。ただ、クリスマス・マーケットを目的とした日本人旅行者は好調に推移しており、例えばデンマークでは11月が04年比10.3%増、12月は36.1%増などと、旅行者の動きは確実に変化していると見ている。
 STBは今年のプロモーションとして、12月までを期間として展開する「スカンジナビア・スマイル・フォトコンテスト」を機軸として、メディアへの露出、消費者へのスカンジナビアのデスティネーションとしての認知を高める。旅行業界に対しては、オンライン・プロダクト・マニュアルのペーパー版をこのほど作成。リテーラーを中心とした店頭スタッフへの情報提供を強化するほか、最新情報に関しては随時、オンライン・プロダクト・マニュアルに情報を追加し、最新、かつ正確な情報を提供し、販促につなげてほしいという考えだ。

 なお、セミナーではミキ・ツーリスト、ガリバー・トラベル・アソシエイツ、ツムラーレ・コーポレーションがスカンジナビアの新たなツアールート、観光素材を紹介。ミキ・ツーリストはトロムソのオーロラとオルカ観賞ツアーについて、ティスフィヨルドで10月中旬から1月中旬にかけてのオルカ遭遇率は93%と非常に高く、ツアーへの組み込みを提案。また、ガリバーズ・トラベル・アソシエイツはスカンジナビア全体で81都市、635軒のホテルと契約しており、1日あたりホテル客室数にして約3120室の提供が可能であることをアピール。さらに、ツムラーレ・コーポレーションは新たな観光素材としてトロムソからの道のりを「オーロラ街道」として紹介した。