JNTO、上海ビジット・ジャパン・キャンペーン推進会が発足

  • 2006年6月6日
 国際観光振興機構(JNTO)によるとこのほど、在上海日本国総領事館の隈丸総領事を会長に上海日本商工クラブ、航空会社、旅行会社、JNTO上海事務所などから成る上海ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)推進会が発足した。中国では既に中国VJC推進会があり、北京市を中心に活動を展開しているが、今回発足した上海VJC推進会は上海市周辺を中心としたVJC事業を効果的、および強力に展開するために補完的な役割を担う。

 上海VJC発足にあたり開催された今回の会では、国土交通省大西審議官、上海市旅遊事業管理委員会の道主任が参加したほか、会の構成員や現地旅行会社、オブザーバー参加の地方公共団体などから約60名が出席した。この中の「立ち上げ会」意見交換の場では、観光業の枠を超えて現地の日系社会全体においても訪日旅行の促進の意義、重要性を認識、企業などの活動環境の改善を図るためにも良好な日中交流の推進で意見の一致を得た。また、現地の旅行会社からは、誘致プロモーションは地域レベルではなく日本全国を視野に入れた広域連携の必要性、インセンティブ旅行など旅行形態の多様化に効率的に対応できる査証手続きの改善などVJC推進する上での具体的な課題についても活発な意見交換が行われた。