パリ観光・会議局、8年連続ワークショップ開催、変貌する新しいパリを紹介

  • 2006年6月5日
 パリ観光・会議局からジャン=クロード・ルスール総裁、ポール・ロール局長などを筆頭にデリゲーションが来日、東京、大阪、名古屋の3都市で業界向けのワークショップを開催した。今年は6社・グループの新規参加を含む25の業者が出展し、最新情報を提供した。

 6月2日にはプレス懇親会を開催。ルスール総裁は「毎年来日して活動を報告し、業界の皆さんと関わりを持つことは大切」と、日本との協調関係を重視する姿勢を示し、「現在もダイナミックに変貌しているパリの側面が、若い客層にも受け入れられると思う」と新しいパリをアピール。プレゼンテーションでは、オランジュリー美術館の再オープンや、建築・文化遺産博物館の一部オープンなどの今年誕生する新スポットのほか、モード発信地となりつつあるマレ地区など、パリ内で新たにテーマを持ち始めた注目スポットを紹介した。


▽今年は10〜15%増の日本人観光客数を目指す
 
 昨年、パリを訪れた全世界からの観光客は2600万人で、そのうち日本人は68万人。今年は世界的ベストセラー「ダビンチ・コート」の映画公開も良い影響になると期待するが、具体的な数値は「把握しきれない」としている。ただし、日本旅行業協会が2007年に日本人海外出国者数を2000万人に伸ばす計画に触れ、「連動させて、今年は05年比で10%から15%増を目指したい。そして2010年になる前に100万人を達成させたい」(ロール局長)との意向を示した。