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フランス政観、地方への誘客で今年はワイン、タラソテラピー、鉄道の旅をテーマ

  • 2006年5月16日
 フランス政府観光局は、フランス国内の地方各地への訪問者促進でテーマを掲げた旅を推進している。今年は「ワイン・ツーリズム」、「鉄道の旅」、「タラソ・テラピー」の3つをテーマとして、パリの先への旅行へと誘引する。

 ワイン・ツーリズムのプロモーションでは、消費者向けウェブサイトやフランス食品振興会(SOPEXA)とタイアップ。SOPEXAは6月1日を「アペリティフ」の日としてイベントを実施、飲み物や美味しいおつまみで楽しいひと時を過ごすイベントにフランス政観が協賛する。そのほか、レイル・ヨーロッパと協力し、ホームページやレイル・ヨーロッパのパンフレットで鉄道の旅の魅力を紹介する。

 駐日フランス大使のシルダ・ル・リデック氏によると、「日本人は以前と比べ、地方都市へ足を運んでいる」というが、プロモーションを通じて郷土色が豊かな地方へ、さらに訪問者が増加するよう期待を示す。特に、今年はプロヴァンス地方を中心に各地で画家ポール・セザンヌの没後100年を記念したイベントの開催が予定されているほか、ボルドーでワイン見本市が開催され、消費者を惹きつけるイベントが例年になく多いことから、日本人訪問者の増加に向けた期待感は現地サイドで膨らんでいる。


▽日仏フレンドシップパートナーに黒柳徹子さんが選ばれる

 フランス政府観光局とエールフランス航空(AF)はこのほど、2000年から著名人を起用した観光PRに日仏フレンドシップパートナーに黒柳徹子さんを選出した。フランス国内の個性的な地方の魅力を紹介する目的で展開するプロモーションはこれまで、2002年まで「フランスの旅委員会」、2003年から2005年は「フランス親善大使」の名称で展開していた。

 日仏フレンドシップパートナーは今年の黒柳さんで20人目。黒柳さんは今年11月に日仏フレンドシップパートナーとしてアルザス地方を訪問する予定。黒柳さんはユニセフ国連児童基金親善大使を務めるなど、海外への渡航経験は豊富だが「観光で外国を訪れるのは初めて」とコメント。「現地で歴史、および魅力ある人々にインタビューしたい」という想いを語り、黒柳さんの友人でもある有名なシャンソン歌手のシャルル・アズナブールさんへのインタビューを検討しているという。


※5月19日、掲載日から表現等の誤りを変更いたしております。訂正すると共にお詫び申し上げます。 (編集部)