ハワイ、3月の訪問者は前年減も4月は良く、下期の特別予算も日本市場に配分へ

  • 2006年5月9日
 ハワイへの3月の日本人訪問者数は前年比2.8%減の12万729人となった。一人あたり消費額は15.8%増の262.6米ドル。4月については4月26日現在のところ、前年比3%増ほどで推移しており、ゴールデンウイークの突入でおおむね前年比増、もしくは悪くても1%から2%減程度と、供給量から見る訪問者数については継続して好調となる見込み。


 また、ハワイ州観光局(HTJ)によると、ハワイ・ツーリズム・オーソリテイ(HTA)が下期用のプロモーション予算として追加に40万米ドルを確保したという。このうち、約20%となる8万ドルから10万ドル程度が日本市場を対象とした予算配分となる見込み。
 この予算は特に2つの項目を対象とした予算。第1に旅客需要の停滞による撤退の可能性がある路線についての支援、および第2に新規参入分について需要定着を目指した支援。日本路線ではノースウエスト航空(NW)が機材の大型化により供給量の増加を7月から実施するが、こうした路線が対象となる。HTJではこの下期用の増額予算を利用し、高付加価値商品の流通に向けたプロモーションにつなげたい考えだ。