ドイツ観光局、ドイツ年記念「大好き フォトコンテスト」受賞式開催

  • 2006年4月21日
 ドイツ観光局は4月20日、東京のドイツ大使館で「ドイツ大好き フォトコンテスト」の受賞式を開いた。ドイツ観光局では2005年4月から2006年3月までの「日本におけるドイツ年」期間中、全国で1500を超えるイベントを開催、フォトコンテストもその一環で実施したもの。応募者の年齢はシニア層を中心に、若年層に至る幅広い層から応募があった。応募人数1006人、応募総数3532点の中から、グランプリ1点、各賞9点が選定された。

 グランプリは名古屋市在住の大学院生、臼井直之さんの作品「壁の前で(vor der Mauer)」。臼井さんはベルリンの壁が、過去に東西を隔てたという歴史性、現在観光名所となっている点で全く違う意味をもつことから、「ベルリンの壁は劇的な変化を見てきた証言者。壁があったという事実は変わらず、壁の前に立つと過去の姿を想像させ、また将来にも期待させてくれる」という撮影の動機も明かした。そのほか、「ドイツの今」賞、「町のモニュメント」賞、「ユーモア」賞はそれぞれ、ベルリンのミッテ地区、ニュルンベルクの「結婚のメリーゴーランド」像、ブランデンブルク門、アインシュタイン像を収めた写真が受賞した。
 ドイツ観光局は今後、多数の応募写真を活用し、ドイツ観光局のホームページ上にフォトギャラリーとして紹介する予定。そのほか、旅行会社に対するサポートとして、写真の貸し出しも予定する。受賞作品はドイツ観光局のホームページを参照のこと。


▽ドイツ観光局
http://www.visit-germany.jp