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ハイアット、北米ホテルでeサービスを拡充、チェックイン・コンシェルジェなど展開

  • 2006年4月18日
 ハイアット・コーポレーションはこのほど、eコンシェルジェ、ウェブ・チェックイン、ファスト・ボードの顧客利便性の向上を目指すサービス開始を明らかにした。これらのサービスは北米のハイアットでのサービスとなる。
 eコンシェルジェは滞在するハイアットにおいて、ゴルフやレストランなど周辺施設の予約、客室へのシャンパン手配をはじめとするアメニティについて、ハイアットのサイトからあらかじめ、到着前に手配するもの。
 また、ハイアットの顧客プログラムでゴールドカードメンバー以上の会員についてはウェブサイトからホテル到着前にチェックイン、到着時には客室の鍵を受け取るだけとなるウェブ・チェックインも開始する。また、このサービスでは宿泊者が自ら、客室のアップグレードなどの手続きを行うことが可能だ。

 また、ファスト・ボードは6月1日から、開始する。これはホテルに設置するチェック・イン・キオスク(機械)で空港に向う際に航空機のチェックイン手続きができるもの。ヒルトン・ホテルでも同様にホテル・ロビーのチェックイン・キオスクで航空機へのチェックイン手続きができるサービスを37ホテル、18航空会社を対象に実施する。
 ハイアット・インターナショナル日本オフィスでは、ハイアットでのeサービスについて、「現在は北米のハイアット・コーポレーションでの展開に限られている。インターナショナル(北米以外のハイアット)については、展開していく可能性があるものの、現時点では動き出しているものは無い」としている。こうしたホテルが展開するeサービスでは、インターネットのスピードなど、インフラ面での整備が求められ、導入される国としては、ヨーロッパ、及びアジアでは日本、韓国、シンガポールなどと見られる。