Wモルディブ、7月に開業へ、日本人は25%ほどを期待、マーレ空港にW専用ラウンジも

  • 2006年4月6日
 スターウッド・ホテルズ傘下のWブランドは、今年7月にモルディブに開業(ソフト・オープン)する。Wはこれまで23軒のプロパティを展開しており、Wブランドでは初の本格的リゾートとなる。来日したWリトリート&スパ-モルディブのセールス&マーケティング・ディレクターのゲアハルド・フィンク氏は「モルディブ政府観光省から、新しい顧客層をひきつけたいという要望に応え、今回、Wとしてリゾートに進出した」と経緯を語り、特に日本人については20%から25%のシェアを期待しているとの考えを示した。フィンク氏によると、Wモルディブでは日本人スタッフを既に雇用しており、フロント(Wでは「ウェルカム」)など顧客と接する職に配置する。また、日本人についてはさらに1名のスタッフを雇う計画という。

 Wはアジアではソウルで初めて展開して以来、日本でも次第に知名度が高まってきており、今回のフィンク氏の来日ではホールセール各社へも訪問。下期の10月からのパッケージ商品展開でも、具体的な交渉も進められているという。客室はWブランドで「リトリート」と呼ぶヴィラ形式が78室で、このうち50室が水上に浮かぶ。レストランとバーは6軒あり、シーフード、鉄板焼き、イタリアンなどあるが、最も力を入れるのが火を使わないバーベキューだという。また、リゾート内はゴルフカートを改造した「バー」が走り、客室までカクテルなど酒類をデリバリーする。また、客室には42インチのプラズマディスプレイ、無線LANなどを備える。
 なお、マーレ空港にはWホテル専用のラウンジも建設中。到着時に水上飛行機に乗り換える時間をラウンジで過ごしてもらい、空港到着時から「W」を楽しめる演出をする。