スターウッド、メリディアン統合で競争力強化、傘下ブランド見直しも

  • 2006年3月31日
 スターウッドホテル&リゾートワールドワイド・ヨーロッパ・アフリカ・中近東地区統括社長のロランド・フォス氏が来日、ル・メリディアンの統合効果について語った。フォス氏は「メリディアン・ブランドのホテル130軒のうち、90軒がヨーロッパ・アフリカ・中近東地区内にある。ル・メリディアンがスターウッドに加わり、この地域でのホテルの選択肢が充実した。特に、旅行慣れした宿泊客が増える傾向にあり、旅行目的も多様化しており、こうした状況への対応が可能だ」と、競争力の強化を図れたとの考え。また、「ル・メリディアンの顧客へアプローチも可能になった」として、今後2年間に25軒から30軒の新規ホテルの開設を控え、今年は収入ベースで「前年比30%増から40%増を目指す」という。
 さらに、今後、スターウッド傘下のブランドを対象として、個々の特徴を改めて際立たせることを目指したプロジェクトを始動する。このプロジェクトではまず、ラグジュアリー・コレクション、セントレジス、メリディアンについて、検討に入っているという。