シャングリ・ラ、従業員教育を強化、2010年までに従業員数を5万人に増加

  • 2006年3月11日
 シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツは現在2万8000人の従業員数を、2010年までに5万人に増加させる。シャングリ・ラは「素晴らしいホテルとは、優れたスタッフによって造り出されるものである」という信念のもと、社員教育に多くの予算を投下。一昨年末から各種プログロムを開発して、スタッフ育成に励んでいる。

 例えば、昨年開発した「STARプログラム」は、全世界の約2000人のセールス・マーケティング担当を対象にした、営業能力やマネジメントなどを伸ばすセールス教育プログラムで、今後4年間で300万ドル以上の予算を投入する。また、現在の19軒から2008年までに30軒に拠点数が増加する予定の中国地域では、04年12月に「シャングリ・ラ・アカデミー北京」を開設し、調理技術、料飲サービス、フロントオフィス、人事、人材開発などのプログラムを提供。社員だけでなく一般生徒も受け入れ、同年までに9000人に増加する従業員教育に備える。

 その他、顧客満足とブランドへの愛着を生み出す普遍的なサービスを追及する「シャングリ・ラ・ケア・プログラム」、米国コーネル大学ホテル経営学部の学習プログラムと提携し「オンライン学習」など、各種プログラムで従業員の質の向上を目指している。