パリのホテル・ドゥ・セール、日本からのハネムーンなどの誘客を加速

  • 2006年2月23日
 ワールドホテルズに2005年5月、パリのホテル・ドゥ・セールが加盟、このほど総支配人のジェニファー・ボッカラ氏が来日した。同ホテルは2004年9月に約2年がかりの全面改修を終え、日本からの宿泊客を順調に集客しているが、今後の利用客の増加に向けた取組みなどを明らかにした。

 同ホテルは19世紀に公爵邸であった建物を改装し、以前は「ホテル・クイーンエリザベス」として運営。2004年9月10日に20ヶ月の改修を経て、「ホテル・ドゥ・セール」として再オープン。客室総数52室と、かつてのシックなイメージを踏襲しつつ、ベルエポックとコンテンポラリーを融合した新しいスタイル。
 パリ市内のホテルとしては広さを確保しており、最小のスーペリアルームでも27平方メートルだ。また、サクレクール寺院からエッフェル塔までとパリを見渡す絶好の景観を楽しめる2つのパノラミックスイートが「宿泊客から人気を集めている」とボッカラ氏はいう。

 また、ショッピングや観光に便利なシャンゼリゼ通り近くの立地は、「日本人にとって過ごしやすい環境」と強調。実際、日本人宿泊者の比率は高く、国籍別宿泊者数で第1位のアメリカの27%に続き、約14%の第2位だ。日本人スタッフもフロントで1名勤務しており、言葉の面でのサポートも随時受けられることから、リピーターやホテルへのダイレクトブッキングも多いという。



 現在、ウェディングパッケージ「ロマンティック・ウィークエンド・イン・パリ」が特に日本人の人気。今後もこうしたハネムーナー向けに力を入れる考えだ。なお、このパッケージは、結婚記念日の宿泊者にデラックスルーム3泊に客室内での朝食、ホテル内レストランでのシャンパン、ワインがついたディナー、マッサージなどを提供。金曜日、土曜日のチェックイン時に適用され、料金は2名1室1599ユーロだ。