アウトリガー、豪地区ホテルで日本市場の増加を図る

  • 2006年2月21日
 アウトリガー・ホテルズ&リゾート、オーストラリア・オフィスのセールス&マーケティング・ディレクターのナレル・アイコーン氏が来日し、オーストラリア地区の現状などを語った。オーストラリア地区では、この4、5年に計9軒のホテルがアウトリガー・ブランドとして加わり、現在オーストラリアには11軒、ニュージーランドに2軒のホテルを運営。ホテルの拡充と共に、宿泊数も増加傾向にある。このことから、様々な旅行形態に合うプロパティが揃う強みを強調、オーストラリア国内に次ぐ第2の市場である日本の宿泊客の増加を目指す。

 最も人気が高いホテルはケアンズ・リゾート・バイ・アウトリガーで、次いでアウトリガー・ビーチクラブ&スパ、パーム・コブ、アウトリガー・サン・シティー・リゾートと続く。日本市場ではこの3軒のホテルに加え、国内外で人気が高まるアウトリガー・ビーチ・アット・ソルトを中心に展開を図る考え。また、アウトリガーは近年、リゾート目的の宿泊者に加え、現地での生活を楽しむために訪れる旅行者、留学やロングステイの視察、リピーター、直行便運航で訪れる札幌発の旅行需要など、新たなマーケットが成長していることに着目。あらゆる層が満足できるアウトリガーならではの魅力、フレキシビリティさを打ち出すことで、多様なマーケットに対応していく体制だ。

 また、プロパティ数の拡大は続いており、今後は、今年7月には、100室のスイートをもつ5スターリゾートとなるザ・アウトリガー・ビーチ・クラブ・ポート・ダグラスが誕生する予定。そのほか、ダーウィン、メルボルンの新設も予定。新たな需要の創出とともに拡大し、市場のニーズを取り込みながら、柔軟な対応で日本市場での拡大を目指す。

▽各プロパティの概要
 アウトリガーは、様々な旅行形態に合うプロパティを運営しており、日本人に人気のあるホテルは、複数のニーズを満たす魅力があるという。
 例えば、ケアンズ・リゾート・バイ・アウトリガーは、7月から9月の日本のピークシーズン時、日本人宿泊者が約70%を占める。客層としては、カップルやファミリー、若者やOL層を中心としたコンドミニアムスタイル。また、アウトリガー・ビーチクラブ&スパ、パーム・コブは、高級感溢れるビーチ・リゾートホテルで、デイ・スパ、ブティックや3つのプールで快適な滞在が可能。主に、ハネムーンやカップルをターゲットとする。アウトリガー・サン・シティー・リゾートは、施設が充実しており、今後は団塊世代の需要を見込んだロンステイの滞在先としても打ち出していきたいようだ。
 さらに、現在国内外から注目を集めるアウトリガー・オン・ザ・ビーチ・アット・ソルトは、ゴールドコースト空港から車で15分の距離にあり、キングスクリフのビーチフロントに立つ絶好のロケーションの5スター・ホテル。サーフィンやカヤック、テニスやバーベキュー、サイクリングなど豊富なアクティビティが揃う。これらの好条件からロングステイの滞在先、またリピーターをターゲットとしていく考えだ。