ハワイ、12月の日本人訪問者数は1.9%増、年間で2.7%増

  • 2006年1月30日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、12月のハワイへの日本人訪問者数は1.9%増の13万7623人であった。年間では2.7%増の152万2356人。12月についてはホノルルマラソンの開催で日本人の参加客が増加しているほか、大規模コンベンションへ日本からの参加者が多いことから、前年比で増加。10月から、日本発ハワイ行きは減便されているが、ハワイ州観光局(HTJ)では「健闘した数字」と評している。また、年間では客室供給量の点などを考慮しても、概ね好調に推移。パッケージツアーの2005年見込みもホールセール各社発表ベースによると、日本旅行が5万140人で6.1%減だが、ジャルパックが1%増の14万500人、ジェイティービーが5%増の26万9000人、近畿日本ツーリストが12%増の11万5000人と全体として伸びたもよう。

 また、年間の平均滞在日数は5.71日で04年の5.8日から若干の減少。DEBETの統計ではウェディング、ハネムーンなど高額消費の市場に伸びが見られるものの、最終的な経済効果についても増減なしとやや厳しい状況。HTJでは「JLの減便が示すように、(搭乗率が良くても価格が)廉価な提供があったのでは」との見方を示す。さらに、北米市場を含め、客室の稼動が高く、客単価も稼働率の伸びを上回っていることから、「安売りから脱却できていない」と分析、今後もプロモーションなどにより、早期の予約と単価の向上に努める方針。