GVB、日本支局30周年、新たなプロモでシニア層へ訴求

  • 2006年1月24日
 グアム政府観光局(GVB)日本オフィスは23日、開局30周年を迎え、旅行業界関係者らを集め、セミナー、およびレセプションを開催した。これに合わせ、グアム州知事のフェリックス・P・カマチョ氏、グアム観光海洋軍事委員会委員長・観光大臣のアントニオ・トニー・R・ウンピンコ氏、GVB理事長のデイビッド・B・タイディンコ氏、GVB局長のジェラルドS.A.ペレス氏らが来日。30年の日本/グアム間の交流、グアムの経済に重要な役割を果たしている観光業などについて感謝の意をそれぞれに表明した。カマチョ知事は「日本からの初めての訪問者数は109人であったが、現在は100万人に近く、こうした現状は嬉しいこと」と語り、さらに今後30年についても引き続き協力を求めた。
 また、レセプションに駆けつけた日本旅行業協会(JATA)会長の新町光示氏はグアムが海外旅行市場で果たした貢献として、「海外を身近に感じさせてくれた大衆化、物見遊山からリゾートを楽しむことを導入したこと」と高く評価。会場に集まった関係者に、「今後の30年についてさらに発展することを考えて欲しい」と呼びかけた。

 今後、GVBはシニア層の増大をにらみ、この層の取り込みを図ることも目的としたプロモーションを展開する。グアムでは今年からリニューアル、リノベーションなどで高級感を打ち出す施設が続々と揃う予定だ。ハイアット、オークラなどがその代表だが、こうしたハード面だけでなく、これまで余り紹介されなかった自然、特にトレッキングなどを打ち出し、シニア層が楽しめる旅行素材をイメージで告知し、距離的な近さを武器に訴求する。