香港、全世界訪問者数で過去最高、05年日本人も7.5%増の121万人

  • 2006年1月24日
 香港政府観光局(HKTB)はこのほど、2005年の渡航者数を公表、前年比7.1%増の2335万9417人と2004年の過去最高をさらに塗り替えた。各市場共に2桁成長となり、日本人渡航者数についても7.5%増の121万848人であった。ホテルの平均稼働率は86%と04年から若干減少したものの、新たに17ホテル、客室総数で4738室増となった影響とHKTBでは分析している。

 HKTB理事長のクララ・チョン氏は、全世界からの渡航者総数が目標の2300万人超となったことについて満足感を示し、「2006 年は、グローバルキャンペーン『2006 香港旅行年』のスタート、最近オープンした大型観光施設や今後の大型観光施設のオープンを控え、2700万人の渡航者総数が目標。原油価格の値上がりなどマーケットの外的要因も考慮し、変化するマーケットの状況に柔軟に対応し、さらなる成長を目指す」とコメント。

 また、HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏は、「日本からの来香港渡航者年間121万人、平均して月10万人はひとつの目標値であった。この数字が達成できたのも旅行各社、香港を愛していただいた多くの消費者のおかげ」と語り、「2006香港旅行年」を通じて引き続き、強力に香港の魅力を伝える考えだ。