2005年の出国者数はマイナス要因も史上2番目の1740万人、訪日外客数は過去最高、JNTO推計値
国際観光振興機構(JNTO)によると、12月の日本人出国者数は前年比1.5%減の139万9000人(推計値)で、1月からの累計では3.4%増の1740万1000人となった。過去最高を記録した2000年に次ぐ、史上2番目の出国者数を記録した。
通年では1月から4月までは順調に推移。特に2月の中部国際空港の開港による供給座席の増加が後押しし、海外旅行の需要に上昇気流を呼び込んだ。さらにゴールデンウィークの曜日配列から連続休暇などのとりやすさから、需要は上向きに推移。5月からは反日デモなどマイナスの影響から厳しい状況となった。
ただし、デスティネーション別では台湾で初めて年間100万人を達成するなど好調なデスティネーションもある。自然災害、テロ、政治的影響などこの数年来発生するマイナス要因に消費者が慣れ、次第に影響は局部、かつ限定的なものとなっているようで、中国、韓国など、訪問者数の多い地域への動向は全体に与える影響は大きいものの、全方面へ大きな影響を及ぼすことは限られてきているようだ。
----------------------------------------------------------------------
一方、訪日外客数は12月は13.1%増の51万5000人となり、12月として初の50万人大で過去の記録を更新。秋口からビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の追加事業実施が2桁増に寄与したものとJNTOでは分析。
これにより、年間の訪日外客数は9.7%増の673万1000人と過去最高となった。四半期毎の訪問者数については、1月〜3月の第1四半期は10.3%増の159万人、4月〜6月の第2四半期は7.3%増の167万人、7月〜9月の第3四半期は10.2%増の183万人、10月〜12月の第4四半期は10.9%増の164万人という結果。第2四半期は反日デモの影響から伸び率が鈍化したものの、人数ベースではほぼ全ての時期に平準化されて訪れている。
今年は特に愛・地球博の開催期間にあわせたノービザ措置と、その後の暫定的な延長の施策などが講じられたことで、大きく増加したものと考えられる。また、中部国際空港の開港による路線網、供給量の拡充、羽田/金浦間チャーター便の倍増、主に台湾発地方空港へチャーター便の乗り入れなどが増加の要因だろう。
通年では1月から4月までは順調に推移。特に2月の中部国際空港の開港による供給座席の増加が後押しし、海外旅行の需要に上昇気流を呼び込んだ。さらにゴールデンウィークの曜日配列から連続休暇などのとりやすさから、需要は上向きに推移。5月からは反日デモなどマイナスの影響から厳しい状況となった。
ただし、デスティネーション別では台湾で初めて年間100万人を達成するなど好調なデスティネーションもある。自然災害、テロ、政治的影響などこの数年来発生するマイナス要因に消費者が慣れ、次第に影響は局部、かつ限定的なものとなっているようで、中国、韓国など、訪問者数の多い地域への動向は全体に与える影響は大きいものの、全方面へ大きな影響を及ぼすことは限られてきているようだ。
----------------------------------------------------------------------
一方、訪日外客数は12月は13.1%増の51万5000人となり、12月として初の50万人大で過去の記録を更新。秋口からビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の追加事業実施が2桁増に寄与したものとJNTOでは分析。
これにより、年間の訪日外客数は9.7%増の673万1000人と過去最高となった。四半期毎の訪問者数については、1月〜3月の第1四半期は10.3%増の159万人、4月〜6月の第2四半期は7.3%増の167万人、7月〜9月の第3四半期は10.2%増の183万人、10月〜12月の第4四半期は10.9%増の164万人という結果。第2四半期は反日デモの影響から伸び率が鈍化したものの、人数ベースではほぼ全ての時期に平準化されて訪れている。
今年は特に愛・地球博の開催期間にあわせたノービザ措置と、その後の暫定的な延長の施策などが講じられたことで、大きく増加したものと考えられる。また、中部国際空港の開港による路線網、供給量の拡充、羽田/金浦間チャーター便の倍増、主に台湾発地方空港へチャーター便の乗り入れなどが増加の要因だろう。