オランダ、視察・団体旅行セミナー開催、デザインや福祉のプログラム紹介

  • 2005年12月16日
 オランダ政府観光局は15日、東京で初めて視察・団体旅行セミナーを開催、旅行会社の担当者など63名が参加した。セミナーでは主に、アムステルダム市観光局とハーグ氏観光局が受け入れ可能な視察プログラムを紹介した。
 オランダ政府観光局は、建築やデザイン、福祉を中心に関する視察関連の問合せが増える状況を説明。また、オランダには視察・団体旅行に適した素材があるものの、旅行会社が現地へ視察を依頼した際に、訪問許可がでないケースもあったという。オランダ政府観光局はこの現状を受け、アムステルダム市観光局、ハーグ市観光局へ視察受け入れの打診をするなどし、このほど受け入れ可能施設情報をまとめ、マニュアル作成、および旅行会社向け視察・団体旅行セミナーの実施に至った。
 アムステルダム市観光局とハーグ氏観光局は現在、環境・廃棄物処理、農業・園芸、港湾、都市計画・建築、教育、福祉などをテーマに、17の視察プログラムの受け入れが可能。オランダ政府観光局は、今後もその他自治体へ働き掛け、日本の団体受け入れ可能なプログラムを増やしていく考えだ。
 そのほか、セミナーではSITやインセンティブなどの団体旅行の素材も紹介。フラワーアレンジメントをはじめ、お菓子やグルメ、木の家具に描くトールペインティングなどのテーマを披露した。
 なお、視察プログラムの予約は、アムステルダム市の予約センター、ハーグ市観光局に訪問する1ヶ月前までに連絡すること。予約には手数料がかかり、10名の団体の視察は1時間から2時間の訪問で250ユーロ、その後は1名増えるごとに25ユーロの加算となる。