ドイツ観光局は「日本におけるドイツ2005/2006」のイベントの一環として、新しいアイディア、改善、創造性に富んだドイツへの旅行商品のグランプリにJTBワールドバケーションズ「ラインの調べとロマンチックドイツ　10」を選定した。ドイツ観光局は選定理由として、馴染みあるロマンチック街道ツアーを、ヴァラーシュタイン公のビール醸造の見学、ネルトリンゲン観光と街道通行証の交付、そしてホーエンシュバンガウ城の入場をコースに組み込み、オリジナル性を高いものにしたことを評価。また、商品の価格が32万9000円と比較的高額であるが、集客がよく多くの消費者によく受け入れられたという点を挙げた。

　準グランプリは阪神航空「きらめきのドイツ10日間」、有限会社リボーン「環境首都ドイツ・フライブルク　体験エコツアー」が入った。リボーンの商品は、ドイツの強みの一つである「環境」を、オーガナイザー型の商品ではなく、一般消費者が参加できる募集型旅行としたことが受賞の決め手となった。

　これらのグランプリ、準グランプリは8日に開催されたクリスマス・パーティーの席上で発表。応募条件はドイツ国内に4泊以上する2005年4月から9月に催行された送客実績（50名以上）のある募集主催旅行とし、総勢22社より40作品の応募があった。ドイツ観光局アジア・オーストラリア・南アフリカ統括マネージャーのペーター・ブルーメンシュテンゲル氏は、「応募数に大変満足している。旅行会社の方々のドイツ旅行商品への関心の高さを伺うことができる。日本におけるドイツ年も残り数ヶ月。これから予定しているイベントなどにも全力を注いでいきたい」とし、「日本におけるドイツ2005/2006」、さらに来年のドイツワールドカップの開催に向け、ドイツのプロモーションに積極的な姿勢を示した。