JTBワールドバケーションズは18日から、「ルックJTB　ロングバケーションハワイ」の販売を開始している。これはハワイでの滞在を8日から14日間の設定としたパッケージツアー。ハワイ行きの旅行商品の多くは5日から8日間の設定だが、ハワイの滞在が8日間以上の日本人訪問者は約2割もいる。30代から40代の女性層やアクティブシニアなどを顧客層として想定し、個人旅行の需要の取り込みを図る。

　ルックJTBで取扱うハワイへの平均旅行日数は6.3日。このうち、7日間以内が87.8％、8日間が99.8％と8日以上の滞在は圧倒的に少ない。一方、8日間以上の滞在者は2割いるが、こうした消費者はパッケージツアーの割合が減少し、個人手配が多い。この需要を狙うのが、今回の商品だ。
　ロングステイとは異なり、ゆっくり、長く滞在することを重視する消費者に向け、パッケージツアーの良さであるサポートを充実。例えば、この商品を利用する顧客専用のデスクを設置。また、長い時間を過ごせることからオプショナルツアーの割引やレンタカーの駐車場利用無料などの特典を用意する。滞在ホテルを手頃な値段設定としたほか、4人以上でノースウエスト航空のビジネスクラス追加料金を3万5000円からとして、快適性を打ち出した。料金は、15万5000円から28万7000円までとしており、販売目標人数は200名だ。