ノースカロライナ、ビジネス活性化と共に交流プログラムで旅行者増めざす

  • 2005年10月18日
 ノースカロライナ州商務省長官ジェームズ・フェイン氏が教育、政府関連の使節団と共に来日、今後の日本企業の投資増大を促したほか、双方向の旅行者増についても期待を示した。ノースカロライナ州への日本企業は約160社が進出、年間40億米ドル、地元では1万8000人の雇用を創出しているという。日本との輸出入関連で大きな取引量となっているのは豚肉、タバコ、テクノロジー関連で、今後も日本企業との双方向の力強い関係の継続を期待する。また、教育関係ではノースカロライナ州立大学などと上智大学が相互交流プログラムを実施している。フェイン氏は今後の交流強化策として、輸出入の強化のため港の拡大に加え、旅行者の増加を掲げ、「双方向の交流を拡大したい」と語る。
 使節団として来日したノースカロライナ州政府商務省観光局フィルム&スポーツ部エグゼクティブディレクターのリン・ミンジース氏は、旅行者増に向け、来年7月からの新年度に同州をはじめ数州が資金を出し、アメリカ商務省などと連携したプロモーションを明言。また、交流を鍵として、文化、教育面で多くの既存の日本との関係を活発化する考えだ。