ベルギー、04年日本人宿泊ナイト数は9.7%増、地方都市への訪問増

  • 2005年10月18日
 ベルギー国立統計局はこのほど、2004年の日本人宿泊ナイト数を発表、これによると前年比9.7%増の24万1985泊となった。地方別のナイト数ではブリュッセルが1.7%増、フランダース地方19%増、ワロン地方15.7%増と全方面的に増加。また、フランダース主要都市別ではアントワープが14.2%増、ブルージュ30.2%増、ルーヴェン55.8%増、メッヘレン86.1%増とゲントの1.2%減を除き、こちらも大きく増加を示している。

 ベルギー観光局では旅行会社を対象に「フランダース・スペシャルキャンペーン」を展開しているところ。これは、フランダース観光局、アントワープ、ブルージュ、ゲント、ルーヴェン、メッヘレンのフランダース5都市、およびブリュッセルを加えた6都市で旅行会社支援策とした共同キャンペーン。ベルギー観光局によると、「ブリュッセルから近く、既存の旅行商品のルートから大幅にそれることなく、これまでにないツアーが造成でき、ツアーへの組み込みが進んでいる」と特に大きく伸びたルーヴェンやメッヘレンの宿泊ナイト数の増加について分析。このほか、日本人訪問者の主力となるシニア層に加え、20代後半から30代の女性のFITについても美術や自然、花などのテーマに関心が強く、訪れていると見ている。