中国人の訪日団体観光ビザの発給対象地域が7月25日から拡大される。これに伴い、第一弾として、中国国家観光局局長の邵（キ）偉氏を団長とする200名が来日するほか、旅行会社が取扱う訪問者も合わせて来日する。日本側の取扱旅行会社はジェイティービー、近畿日本ツーリスト、西武トラベル、阪急交通社となる見込み。このうち、JTBは82名で、うち成田到着が60名、福岡到着が22名。近ツー、およびケイアイイーチャイナは25名、西武トラベルは大阪着で20名。新規対象地域からの集客ではJTBが陝西省、河南省、吉林省、山西省、四川省、広西壮族自治区、近ツーは河南省、河北省、湖南省、西武トラベルは河北省、山東省、陝西省、内モンゴル自治区だ。
　JTBの成田着は3コースで東京／箱根／名古屋（愛・地球博含む）／京都／大阪／福岡／広島の7日間、東京／箱根／名古屋（愛・地球博含む）の5日間、東京／箱根／京都／大阪／奈良／福岡／広島の7日間で、福岡着は福岡／阿蘇／佐世保／大阪／京都／長浜／東京の7日間だ。また、近ツーは東京／箱根／京都／大阪の5日間、西武トラベルは大阪／京都／名古屋（愛・地球博含む）／箱根／東京の6日間コース。各社とも東京、富士山を含む箱根、名古屋の愛・地球博見学、大阪、京都など、現在の訪日外国人観光客のゴールデンルートを組み込んでいる。阪急は本日、正式に発表する予定。

　なお、今後の予定としてはJTBでは「現在、活動中」としているが、近ツーでは29日に第2弾として35名が確定しているほか、西武トラベルでも8月2日に20名の訪日が決まっている。ただし、本格的な動きについては「10月以降に期待したい」（近ツー）というのが実情のようだ。

注：（キ）・・・王へんに其