カリフォルニア州、観光親善大使にゴリエちゃん任命、若年層へ訴求

  • 2005年6月24日
 カリフォルニア州政府観光局はこのほど、観光親善大使にフジテレビの人気番組「ワンナイR&R」のキャラクター「ゴリエちゃん」を任命した。先ごろロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)でツタンカーメン展のオープニングセレモニーに合わせて任命式が行われた。このほど、フジテレビの夏のイベント実施の発表会の席上、ゴリエが親善大使任命について報告し、抱負として「日本でカリフォルニアの良さを伝え、多くの日本人を連れて行きたい」と語った。また、特に訪れてもらいたい場所として「ユニバーサルスタジオはセットも壮大で、そのヨコでは芸能人でも憧れるハリウッド・スターが映画を撮っている」と現地でしか味わえない楽しさを強調した。
 カリフォルニア州政府観光局が今回、ゴリエちゃんを親善大使に任命したのは特に若年層の訪問増を狙うもの。最盛期には約126万人の日本人訪問者を記録したが、昨年は60万人。今年は目標として65万人、2006年には70万人としているが、特に新たな層の旅行者の開拓をする決断をしたもの。供給量はユナイテッド航空(UA)が就航するなど、充分にあるものの、大きな伸びを見せる状況ではない。このことから、番組「ワンナイ」内で任期の年末まで毎月、数回にわたりカリフォルニア州を舞台とした放映により、主力な視聴者層である若者に訴えかける。なお、名誉親善大使に任命される様子については6月29日22時から放映する予定だ。