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TIA、観光プロモ予算は長期的運用を期待

  • 2005年6月11日
 在日国際ホテルチェーン各社及び全米旅行産業協会(TIA)は6月10日、先月初めにニューヨークで開催した旅行見本市「パウワウ」のレセプションを開催した。TIA日本代表の井上嘉世子氏は今年のパウワウを振り返り、「業界向けのデスティネーション・プロモーションとして、一ヶ所に世界中からの業界関係者が集まり、情報交換する場を持つことは非常に有益な機会であった」と感想を述べた。パウワウ参加者からも「数年前に比べ、ニューヨークの街がきれいで安全な姿に生まれ変わり、改めて街の魅力を再認識した。実際に訪問して自分の目で見ることはこの業界に携わるうえで大切なこと」と、現地の見本市に参加する重要性を話すコメントが聞かれた。
 さらに、井上代表はこのほど日本にも分配されることが決まったアメリカ政府の観光マーケティング・プロモーション予算について、具体的な金額と使途が未だ決まっていないものの、「長期的視野に立った予算運用が望ましい。これを契機に業界に対するアメリカへの渡航者に向けた活動をさらに盛り上げたい」と、期待感を述べた。

※13日付けの日刊トラベルビジョンにおいての一部表記が誤っておりました。訂正して、お詫びいたします。