CTC、カナダ・スペシャリストの活動本格化、認定式、第1回総会を開催

  • 2005年5月25日
 カナダ観光局(CTC)はカナダ・スペシャリストの活動を本格化する。これは、今年を最後に、当面カナダ・スペシャリストの募集を停止し、これまで選ばれた72名がカナダ・スペシャリストとして本格的な活動期間に位置づけることから。CTCは5月25日、愛・地球博のカナダ・パビリオンで第3期カナダ・スペシャリストの認定式、および第1回総会を開催。第1回総会では、会則の承認、今後の活動展開を確認し、このほど設置されたカナダ・スペシャリスト事務局を中心として正式な活動をはじめる。CTC日本代表のサイモン・ピット氏は「CTCはカナダ・スペシャリストの成功のために、予算を組んできた」とCTC内でのプログラムの重要性を語り、「年齢、目的が様々な消費者に対して、適切な情報を提供するほか、カナダへの訪問者が増加するよう各々の知識、アイディア、個性を活かし、積極的に提案していただきたい」と語り、今後の活動に期待を示した。カナダ・スペシャリストは今後、日本各地でカナダのメッセンジャーとなり、草の根レベルの講演会を行うほか、各州政府観光局が提案するオリジナルのファム・ツアーなどを展開していく。
 また、日本旅行業界(JATA)が展開するデスティネーション・スペシャリストへの参画について、カナダ・スペシャリスト担当のCTCの横山修氏は、カナダ・スペシャリストの質を保ちながら今後、連携していく考えがあることを明らかにした。
 なお、今期はカナダ・スペシャリストの養成講座を147名が受講し、第1レベルを79名が合格した。前回不合格であった36名を加え、合計115名が受験し、32名がカナダ・スペシャリストの称号を獲得した。