マカオ、05年は30%増の16万人を目標にキャンペーンを展開

  • 2006年3月20日
 マカオ観光局は今年、「お洒落マカオキャンペーン・She goes to Macau」を展開する。これは旅慣れた女性が、マカオで自分のお洒落を発見し、体験することを狙うもの。旅慣れた30代から40代の女性をターゲットに設定し、これまでの訪問者の主力である熟年層に加えたプロモーションとなる。マカオ政観によると、昨年の日本人訪問者数が前年比42.7%増の12万2184人。新キャンペーンの展開で、今年の目標訪問者数を前年比30%増の約16万人と設定する。
 キャンペーン展開にあたり、マカオ政観は20代後半から40代の観光局や旅行会社のスタッフ、ライター、昨年のJATA旅行博で募ったモニターなど、女性10名からなるマカオの調査隊を結成し、現地を訪問。おのおの1人でマカオの街をくまなく調査し、朝から夜までの時間帯別の楽しみ方、食や歴史、スパなどのテーマに絞った楽しみ方など、徹底した取材から素材を抽出。さらに、再び再編成した調査隊を現地へ送り、前回の取材で挙がった素材を吟味した。これを基に「ウォーキングマップ」を作成し、1人でも各観光ポイントの説明やポルトガルの伝統音楽、ファドなど、マカオの魅力を歩きながら、いつでも聞けるよう、CDに情報を詰め込んだほか、CDの内容と同じ情報ブックをCDに添え、目と耳のから情報を得られる工夫を加えた。

▽NXチャーターが増便
 また、マカオ政観によると、マカオ航空(NX)による地方発着のチャーター便が今年、約40本運航される予定だ。これにより、提供座席数が増え、直行便でマカオに訪問できる利便性の向上も30%増の日本人訪問者数を見込む要因となっているようだ。