ANAセールスは海外のハローツアー、国内のスカイホリデーの上期商品でツアーブランド、ロゴデザインを一新、「日本・世界の旅のクオリティブランド」として定着を目指す。上期販売目標は既に公表しているが、4％増の103万5000人で、内訳は海外で前年比11％増の8万8000人、国内は3％増の94万7000人、ユニットを含めると159万4000人で、海外10万5000人、国内148万9000人としている。
　このうち海外旅行の重点方面は「中国」。代理店向けに中国旅行に関する予約・問合せを新設する中国旅行専門ダイヤルで一元的に受付る。この中国方面の商品は周遊コースを中心に中国空遊の旅、シルクロード、九寨溝と内容を拡充。例えば、中国空遊の旅は人気都市を組み合わせ、テーマで選ぶ周遊となっており、世界遺産を歩くコース、山水画の世界に浸るコース、パンダに会うコースなど、旅行目的から選びやすい商品とした。また、全日空（NH）が就航する年を中心として、コース、ホテル、レストラン、観光スポットなどホームページ「VIVA！CHINA（ビバ・チャイナ）」に掲載し、消費者のインターネット利用の増加にあわせた情報提供をする体制とした。なお、今後NHが就航を予定する中部／上海線、成田／広州線の就航が決まり次第、ハローツアーで商品化する予定だ。
　また、国内旅行は結婚記念日、還暦、誕生日、定年旅行、ハネムーンなど記念日を迎える旅客にアニバーサリー特典を付与する。これはホテルによって特典の内容は異なるものの、ワインやフォトサービスなどとなる。また、ツアーが催行中止となった場合、再度、スカイホリデーに申込みをするとお土産クーポンを進呈するなど、消費者の満足度にも配慮する。