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ドイツ観光局、ベルリン・ドレスデン観光セミナーで素材紹介

  • 2005年1月18日
 ドイツ観光局は1月20日、東京で「ベルリン・ドレスデン観光セミナー」を開催、開拓余地のある観光素材、商品造成のヒントなどを紹介した。ドイツ観光局日本・韓国地区局長のペーター・ブルーメンシュテンゲル氏は「『日本におけるドイツ年』である今年はドイツを日本にアピールする重要な一年になる」と述べ、これまで以上にドイツの魅力を周知すると意欲を語った。
 ベルリンの日本人宿泊数は前年比17%増と堅調に推移。ベルリンの外国人宿泊数のうち日本は3番目に多く、重要マーケットと認識している。ベルリンの観光素材のなかでも、ドイツ観光局の西山晃氏は「日にちが限定するイベントはリスクを伴うがその分、喜ぶお客も多い」として、積極的に商品に組み込むことを提案。7月に開催する世界最大のテクノパレード「ラブパレード」や9月のベルリン・マラソンなどを紹介したほか、「ベルリンフィルハーモニーは根強い人気がある」と、コンサートもアピール。また、季節的な訴求方法として、冬はイルミネーションが美しいことから、イルミネーションと観光、ショッピング、グルメなどを組み合わせた商品造成を促した。
 また、世界最古のクリスマス・マーケットで有名なドレスデンについて、「12月の宿泊数は2年連続で日本が1位」とクリスマス・マーケットが日本市場に定着した現状を説明。観光素材としては「バスタイの石橋が一番お勧め」と紹介したほか、ツヴィンガー宮殿の中庭で6月から9月まで毎日開催しているコンサートは雨天決行のため「リスクが少なく、パッケージのオプションに最適」と提案。エルベ川沿いのワイン・シャトー巡りとワインテイスティングの旅など、魅力溢れる素材を紹介した。